山口消化器癌セミナー開催報告
- 寛 末廣
- 3月1日
- 読了時間: 2分

2月27日(金)に第5回山口消化器癌セミナーを開催いたしました。本セミナーは、消化器内科学講座との共同企画として継続しているものです。今回は、学内から消化器内科学講座の佐伯一成先生、学外からは広島大学病院 遺伝子診療科 教授・主任診療科長の檜井孝夫先生をお招きし、2題のご講演をいただきました。
佐伯先生には、複合免疫療法、特にアテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法を中心とした肝癌治療戦略についてご講演いただきました。先生とは長いお付き合いになりますが、今回初めて司会を務めさせていただきました。私が肝癌治療を担当していた頃は、進行肝癌に対しては肝動注療法が主流でしたが、現在は薬物療法を基軸とした治療戦略へと大きくパラダイムシフトしており、この10数年の進歩には目を見張るものがあります。多岐にわたる内容を非常にわかりやすく整理してご講演いただき、まさに「鐘3つ」といえる素晴らしいご発表でした。
檜井先生には、「消化器癌の個別化医療に対する広島大学病院の現況と課題 ~マウス疾患モデルからがんゲノム医療まで~」と題し、大腸がんマウスモデルにおける遺伝子異常の違いによる発がん機構の基礎研究から、広島大学病院でのがんゲノム医療の取り組みまで幅広くご紹介いただきました。特に、遺伝カウンセラー育成プログラムや、がん遺伝子パネル検査レポート(HOPEデータベース)の活用については、当院にとっても大変示唆に富む内容でした。多くの学びを得ることができました。深く感謝申し上げます。
(山崎 隆弘)